モロッコ音楽3

 ジャジューカ関連の強力なアルバムが最近発売された。
 国内盤も出ているのだがそのタイトルがかなり笑える。
 
 題して「邪呪歌(ジャジューカ)」
 
 このアルバムのプロデュースはタルヴィン・シンという在英インド2世のタブラ奏者。伝統的なインド音楽の枠に留まらず、様々な先鋭的なアーティストと共演してきているが、ビョークの2枚のアルバム「デビュー」「ポスト」への参加は特筆されるべきであろう。
 そして彼と共演しているのが先日紹介したバシール・アッタール率いるマスター・ミュージシャンズ・オブ・ジャジューカである。
 タルヴィンはインドの伝統音楽とドラムン・ベースを掛け合わせたような実験的な音楽を追求しているが、そうした彼とテクノ的なトランス感覚を持つジャジューカ音楽が合体するとどうなるか?その答えがこのアルバムである。

 タルヴィンとジャジューカの共演したトラックとジャジューカ音楽のトラックが交代していく構成になっていて、それぞれのトラックは切れ目なく続いていくように編集されているが、この地理的にも歴史的にも違う道を歩んできたそれぞれの音楽が何の違和感もなく共存していることは驚きである。
 
 インド、イギリス、モロッコ・・・この3つの音楽を結び付けるものは強力なビートである。インドのタブラも、モロッコのドラムも、ドラムン・ベースのプログラミングされたリズムも、或る1つのビートの上で出会うことによって地理的、歴史的な相違を超えていとも簡単に共鳴しあい異次元への音楽がスピーカーから奏でられるのだ。

 ちなみにこのアルバム「邪呪歌」はブライアン・ジョーンズのジャジューカ音楽のアルバムと同じ、フィリップ・グラスのレーベル POINT MUSIC より発売されている。

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おしらせ

双子座三重奏団うるう日ライヴ
2012年2月29日19:00-
門仲天井ホール

双子座2012チラシtogo.jpg

中川俊郎:バッハーズ・アロウ
森田泰之進:こうふくのしま
鈴木治行:蛇行
山本哲也:スライドホイッスル三重奏曲
ケージ:ラジオ・ミュージック
ほか

出演:
曽我部清典(トランペット)
中川俊郎(ピアノ)
松平敬(声)

コンサート詳細はこちらまで

■タリス:40声のモテット
(一人の歌手による多重録音)

ご試聴、ご購入は以下まで
iTunes
e-onkyo music
OTOTOY

■松平敬 1stアルバム
《MONO=POLI》

 マショーからケージまでの声楽アンサンブル作品を、多重録音によってすべて一人の声のみで演奏したアルバム。
 16声部のリゲティ《ルクス・エテルナ》も収録。

ENZO Recordings
EZCD-10006
平成22年度文化庁芸術祭
レコード部門優秀賞受賞作品

文化庁芸術祭シンボルマーク

プロモーション・ヴィデオ

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TOWER RECORDS ONLINE
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