Hymnen@京都

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昨日、同志社大学で行われたシュトックハウゼンの「ヒュムネン」のコンサートを聴きに京都へ行ってきました。機材はそれなりのものを調達してきていたので、なかなか美しい音質でした。
特に電子音だけで長い和音を演奏するような部分の繊細な効果には息を飲みました。

ただ、シュトックハウゼンの指定によるとスピーカーはかなり高い位置に設置すべきなのですが、様々な事情により、これが実現できず、作曲者の求める音響に近づけるのにかなり苦労していました。私はゲネプロを一部見学させてもらったのですが、音量が大きすぎて耳への刺激が多少刺激的で(これはシュトックハウゼンが最も嫌います)かつ細部が聞き取りにくくなったり、逆に音色がマイルドになりすぎて迫力不足になったりと、とにかく適切な音量や音色を得るのが難しかったようです。

本番は、前半はややマイルド過ぎ、後半はやや暴力的、な印象を受けました。
ゲネプロである程度満足できる状態になっても、お客さんが入るとまた音響が変わってしまうしなかなか大変だったようですが、よりよい状態に持っていくには「場数」を踏むしかないのでしょう。
とはいえ、シュトックハウゼン監修による上演を何度も体験している人がセッティングしていたのでかなり満足できる音質にはなったと思います。

少し残念だったのが、集客です。
決してガラガラだった訳ではないのですが、曲の価値に見合った沢山のお客さんが来た訳ではないのです。宣伝方法など何か問題があったのかもしれないですが、私などは多少スケジュールを無理して東京から駆けつけましたし、絶対満席で立見が出るかも、と余計な心配までしてたのですがちょっと肩透かしでした。

傑作ではあっても「少年の歌」などのようにポピュラーではないし、2時間という演奏時間だけを考えても決して「初心者向け」の音楽ではないのである程度は仕方がないのかもしれませんが、まだまだシュトックハウゼンの音楽に対する認知度が低いのかな、などとも考えました。
(実際「少年の歌」を収録したシュトックハウゼンの初期電子音楽を集めたCDを紹介しているサイトは多くとも、「ヒュムネン」を紹介しているところはそれほど多くないですしね。)

なんだかんだと書きましたが、今回の「ヒュムネン」の日本での上演はおそらく大阪万博以来、ひょっとすると電子音楽のみでの上演形態では日本初演かもしれない、という極めて希少な機会でした。

今、この文章を書きながら「ヒュムネン」のCDを聴いていますが、ステレオだとやっぱりだめです。やっぱりこの作品は4チャンネルで聴かないと!

コンサートをプロデュースした清水さん、機材のセッティングなどで福岡からわざわざ駆けつけた山下さんのお二人には大きな拍手をお送りしたいと思います。

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双子座三重奏団うるう日ライヴ
2012年2月29日19:00-
門仲天井ホール

双子座2012チラシtogo.jpg

中川俊郎:バッハーズ・アロウ
森田泰之進:こうふくのしま
鈴木治行:蛇行
山本哲也:スライドホイッスル三重奏曲
ケージ:ラジオ・ミュージック
ほか

出演:
曽我部清典(トランペット)
中川俊郎(ピアノ)
松平敬(声)

コンサート詳細はこちらまで

■タリス:40声のモテット
(一人の歌手による多重録音)

ご試聴、ご購入は以下まで
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e-onkyo music
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■松平敬 1stアルバム
《MONO=POLI》

 マショーからケージまでの声楽アンサンブル作品を、多重録音によってすべて一人の声のみで演奏したアルバム。
 16声部のリゲティ《ルクス・エテルナ》も収録。

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