2003年7月アーカイブ

本物そっくり猫型ペットロボット セガが来春発売だそうです。えさはどうやってあげるのでしょうかねぇ?

こちらからどうぞ。アルバム、シングルの曲すべてが視聴できます。
クリップも見れますが、こちらは音は悪いですが1コーラス収めています。
ギタリストのクレジットをよく見ると林檎姫と一緒にやって来たメンツがいたり、プロデュースまでしていたりします。

1枚のカードでJR、私鉄、バスOK 関東、06年からということですが、あと3年イオカードとパスネットを使い分けなければなりません。JRのスイカ方式に私鉄各社が合わせるという事ですから、JR以外の会社はシステムの整備が相当大変ですが、とりあえずイオカードを私鉄対応にできないものでしょうか?
パスネットとイオカードってほとんど作りが一緒なのでちょっと設定を変えるだけで使えるようになりそうなのですが。

modeレーベルのThe Complete John Cage Editionからの1枚。
ケージと合唱曲って一見結びつかない気もするのですが、どの曲も合唱の純粋な響きをうまく生かしたものとなっています。
FOUR2、FIVEといった後期のいわゆるナンバーピースものは持続音を中心にしている作品ですから合唱の響きの美しさを引き出せるのは予想できましたが、意外な収穫はHymns and Variationsという1979年の作品でした。
ある賛美歌から幾つかの声部を部分的に取り除いて歯抜け状態にしたり、音を引き伸ばしたりというシンプルなアイデアの作品ですが、結果としては希薄な調性感のある断片的なハーモニーがぽつぽつと表れては消え、という音楽になっていて、しかももとの賛美歌の雰囲気もわずかに残っている、という絶妙な仕上がりになっています。

ケージがシェーンベルクの弟子だった時に「君には和声の感覚が欠如している」と指摘され、リズムの探求に走ったのは有名な話ですが、ここに収められている合唱作品は極めて美しいハーモニーに満ち溢れています。

仕事の帰りにぶらっと立ち寄ったタワーレコードでこのCDのジャケを発見、なにかピンとくるものがあったので(CCCDでないことを確認してから)視聴してみて、則ゲットしました。
続々リリースされるCCCDやそもそも内容のないものが多いJ-Popはもうほとんど見放していたのですが、久々に良いものを見つけました。

アコースティックなサウンドを中心とした音作りや、渋めの声質など、かなりセンスの良い洋楽に影響を受けたと思われる音楽性ですが、いやー、これはかなりいいっす。早速iPodに転送して明日の通勤時に聴こうと思います。

ただいま「シュトックハウゼン見聞録」に「Fremde Schönheit」を追加しました。

ここで触れている作品はどれも極端な微分音を多用したものですが、こうした作品を聴いてからシェーンベルクの「モーゼとアロン」を聴くとごくありふれた音響(音楽の内容ではなく平均律という音組織の話です)に聞こえ見知らぬ世界から我が家に帰ってきたような気分になります。
シェーンベルクがしばしば「不協和音」という言葉で批判されるのをいまだに耳にしますが、そういう文脈では例外なく「不協和音=汚い音」ということになっています。
しかしこの「モーゼとアロン」で表れる音響はなんと美しいことでしょう。

シュトックハウゼンは微分音のような未知の音響を美しいと捉えていますが、シェーンベルクも調性の枠から解き放たれた自由な和声を同じように美しいと考えたに違いありません。
それを汚れた音楽のように批判する人は、「知らないもの=忌まわしいもの」といった未知の領域に踏み込むつもりの無い凝り固まった思考の持ち主なのでしょう。

Yというイニシャルの日本人作曲家があちこちの雑誌やプログラムなどに書き散らかしたアンチ現代音楽論には怒りを通り越して笑ってしまいますが、正直日本の恥だと思います。現代音楽を批判するのも結構だし、私も現状に満足している訳ではありませんが、もう少しまともな論点から論じて欲しいものです。

写真を美人にしたりブサイクにしたりするPhotoshopのプラグインがあるそうです。こちらに詳しい説明があります。

最近出たラトル、VPOのベートーヴェン交響曲全集によってモダン楽器によるオーケストラで古楽的アプローチを積極的に取り入れた演奏解釈が一般的に広く認知されるようになりましたが、そうしたコンセプトではアーノンクールが10年前にやっているんですよね。
ラトルとアーノンクールのどちらがいいか、という比較をするつもりはないし、どちらもそれぞれの魅力がありますが、現在の視点からアーノンクールの演奏を聴いても全く古くさい感じがしないし、コンセプト云々ということを省いて演奏そのものがとても素晴らしいので単純に楽しめるのです。

いかめしくて、今風に言えばウザイと言われかねない「芸術家ベートーヴェン」の典型的なステレオタイプが全く無いのは当然として、しなやかなリズムと透明感溢れる美しい音色が生み出す軽やかな、しかし要所要所でアーノンクールらしい爆発もある音楽作りが全体の見通しを良くしています。

ちなみに音色の美しさに関してはヨーロッパ室内管弦楽団の貢献も大きいと思います。

すっかり有名になってしまったこの手口ですが、ここまで報道されたのだから被害が減ったのかと思ったら逆に模倣犯が増えているそうです。>ソース

被害者になるお年寄りのことを考えると、ころっと引っ掛かってしまう人もいるのかな、と思う事もあるし、とにかく片っ端から電話していって無理そうなところはさっさと退散すればいいのだから、あまり報道し過ぎるのも考えものかな、と思います。

ほとんど4時間かかるこの映画ですが、一度見始めるとぐいぐい引き込まれていきます。
渋い色調の映像は素晴らしいし、登場人物は男性も女性も容貌もキャラも皆クール、現在と過去が交錯した長大なストーリーはやや複雑なところもありますが、エンディングに向けてストーリーが一気に収束していく構成はすばらしいです。

ニュー・シネマ・パラダイスのギャング版とでも言いたくなるほど、強烈なノスタルジーが全編を支配していますし、それをさらに盛り立てるモリコーネの耽美的な音楽(このサントラは彼の作った数多くのサントラの中でも最も優れたものの一つと言えるでしょう)は激しく涙腺を刺激します。

このような大作がDVD2枚組で2980円というのは妙なインパクトがあります。
ちなみに前回の記事で書いたエル・トポのDVDはDVD1枚で、これより2000円近く高かったりします。

この映画はカルト映画の元祖でジョン・レノンも大絶賛したなどという伝説も残っている、その筋の人たちにはとても有名な映画らしいですが、私は今回始めて見ました。

率直に言って、この映画はものすごく気に入りました。
一般的な映画なら「なかったこと」にしてしまうような、社会の暗部、人間の慈悲のかけらもない暴力性などがこれでもか、というほどに次々と描写されていますが、それだけに「美しいもの」、善悪を超越した自然界、あるいは時間の流れの大きさ、といったものが浮き立つ結果ともなっています。

ひとつひとつの場面、ひとりひとりの登場人物に何らかの暗喩が含まれていて、それがこの映画をより濃密なものとしています。

ところで、チベット密教の声明のようなサントラも流れてますが、これはオリジナルのものなんでしょうかねぇ。

ともかく、カルト映画云々ということを抜きにして単純にいい映画だと思いました。

いろんな音楽を聴いてシュトックハウゼンの音楽に立ち返ると、彼の音楽の音色の美しさ、多彩さに改めて驚かされます。

この作品では電子音楽、ヴォコーダーでモジュレートされたシュトックハウゼンとカティンカの声、舞台で演奏される楽器や声の音色といった多彩な音素材が使われていますが、電子音VS生楽器などといった対立関係などもちろんなく、お互いが違和感なく溶け合っています。

個人的には最後のCHOIR-SPIRALという場面が大好きです。
ソプラノとバスのみという特異な組み合わせの編成による合唱が醸し出す響きは美しく変態的であります。
持続音やグリッサンド、ホワイトノイズ風の音素材として強調された子音の美しさ、ソプラノの極端な高音とバスの超低音で終わってしまう、特異な構成など、楽譜にするとたった2ページなのですが、この作品の類稀な響きは耳についてはなれることがありません。

久々の新作の先行シングルが本日アマゾンより届きました。
このシングル、CDショップの店頭に出ているものは私が見た限りCCCDなので全く買う気がしなかったのですが、UK盤は通常のCDという情報をゲットし、しかもそれが日本のアマゾンから注文できる事も分かったので早速注文、1日で届きました。

早速iPodに転送して通勤時に何度も聴きました。
CCCDはこうした音楽の楽しみを阻害させる規格なんですよね。。。

さて、肝心の音楽ですが、アップテンポの心地よいビートと美しいシンセの音色がとても印象的で、随所にKraftwerkらしいところもあり、新作の素晴らしい出来を予感させるものでした。

この曲の4つのヴァージョンが収められていますが、ほとんどトラックの間がないので15分以上のひとつの長い曲のようにも聞こえます。

最近発売されたこのDVDはマイルスの生涯をそれぞれの時期のライヴ映像や関係者のインタビューなどでつづっていくものですが、ライヴの映像に出てくるミュージシャンもコルトレーン、ハービー・ハンコック、ジャック・ディジョネット、キース・ジャレット、マーカス・ミラーなど主要なところは全て収めていてとてもおいしいです。個人的にはハモンド・オルガンとエレピを直角に並べ、この2つの楽器を同時に恍惚の表情で弾きまくるキースの映像が気に入りました。

インタビューを受けている人物もこれらの共演者はもちろん、彼の師であるクラーク・テリーやマイルスの歴代の妻たち、娘や甥のヴィンス・ウィルバーンなどかなり関係の深い人ばかりでこれらの人々から語られるマイルス像もとても興味深いです。

マイルスに見いだされたといえるシャーリー・ホーンもインタビューに答えていますが、彼女が晩年のマイルスと共演したYou won't forget meの録音(これが実に名演奏なのです)も効果的に挿入されています。

個人的にショックだったのが5年間にわたる休養期間から復帰した直後のライヴ映像です。
なんと、病的で元気のない姿なのだろうと思いましたが、マイルスが「勘を取り戻した」と語ったこの数年後のライヴの映像の方が、はるかに若々しく見えるのです。

ともかく、マイルス・ファンは見ておかなくてはいけない映像ですね。

Kraftwerkのこの曲のとてもクールなムービーが見られます。
こちらのページの左の方の大きな画像をクリックしてみて下さい。

Kraftwerkの新譜 Tour De France Soundtrack は例のEMIからの発売ということもあり、ほとんどの国でCCCDで発売されるようですが、US盤は通常のCDのようです。どうもアメリカではリスナーやその他の団体などから訴えられる事を恐れてCCCDをあまり出していないようです。。。

ご存知の方も多いと思いますが、Kraftwerkの公式サイトに本当に久々の新譜の情報(といってもトラック・リストくらいですが)がのっています。
それにしても、このサイト、情報量という面ではほとんどないに等しいのですが(笑)、コンセプトが本当にクールで大好きです。

シュトックハウゼン見聞録に「ピアノ曲」を追加しました。
酔っぱらいつつ書いた原稿に、酔っぱらいつつHTMLの編集、アップロード等を行ったので変なところあるかもしれませんがその際にはお知らせ下さい。
今日で結構大変な仕事が一区切りつき、ほっとして体がかなり脱力気味です。。。

そして来週ようやく、5月頭以来の休日がやってきます。
一日数時間しか働いていない日もあるのですが、やはり全くの休日がまるまる2ヶ月以上ないとだんだん体力的にも精神的にもいっぱいいっぱいになってきます。

それでもこの日記は気合いと根性でほぼ毎日書いていますが、掲示板に投稿する気分で更新できるこのBLOGGERのシステムの便利さによるところが大きいです。

ビル・ラズウェルのレーベルAxiomから出ているダブの2枚組のコンピレーション。

Sly& RobbieやMad Professorのようなレゲエやダブの王道を行く人から、The OrbやDJ Spookyのようなテクノやヒップホップばたの人まで様々なタイプのアーティストが集まっているので一口にダブと言ってもヴァラエティーに富んでいるし、ほとんど Drum'n'Bassのようなトラックすらありますが、それをうまく一つのアルバムに纏め上げるビル・ラズウェルの才能は大したものです。

ちなみに、このアルバム1996年の発売でもう5年以上前のアルバムですが、全く古さを感じません。

1時間を越える大作も多いシュトックハウゼンの諸作品のなかで最も短い作品のひとつです。約3分30秒という短い時間に、やや風変わりな楽器編成による音響が沈黙の中からぽつぽつ、と立ち現れては消えていきます。限られた音響の中でも細かく変化を持たせる手腕はシュトックハウゼンならではのものです。

The California EAR UnitがNew Albionに録音したこの録音は意外に知られていないかもしれませんが、この作品はこの録音でしか手に入らないと思うのでとても貴重です。

注:松田聖子の子供ではありません(笑

またまたレゲエのアルバムです。
今度は日本のアーティストがジャマイカにいってまたまたスライ&ロビーの必殺リズム隊をバックに録音しました、というパターンですが、久しぶりに聴いてみてもこのアルバムなかなか良い感じです。

「上を向いて歩こう」で始まるこのアルバムはレゲエとアジアン・テイストの絶妙な絡み合いが聞き物です。
The Boomの宮沢和史も2曲提供していますがSPIRITEKが最高です。
前にも書いた彼の「良い奴」らしさの感じられる曲作りが本当に印象的ですが、この曲にはそれに加えて得も言われぬ官能性が加わってうっとりしてしまいます。

ボブ・マーリーのWaiting in Vainもカヴァーしてますが、こちらはGilbert Gilの素晴らし過ぎるカヴァーに遠く及ばないので、あしたはこちらのアルバムを聴きながら出勤しようと思います。

 

フランスが生んだ鬼才セルジュ・ゲンスブールによるレゲエ・アルバム。
スライ&ロビーを始めジャマイカのレゲエの名手たちによる完璧すぎるバックにゲンスブールがつぶやきのような歌のようななんともイカれたヴォーカルを繰り広げる極上の逸品です。

同じコンセプトによる前作 Aux armes et cætera と一緒に再発されたこのアルバムにはオリジナル・ヴァージョンに加え、ダブ・トラックやリミックスも加えた2枚組になっています。ジャケットも豪華な感じになっていてなかなかいいです。

先日、ビールと発泡酒を勘違いして買ってしまったスーパーにまた行ってビール類のコーナーをよく注意してみると、そのコーナーのほとんどが発泡酒で占められていて、ビールはかなりメジャーな銘柄のものでも売り場がほとんどなくなっている状態になっていて愕然としました。

だいたい、発泡酒の缶のデザインがビールと思わず勘違いしてしまうようなものが多いし、銘柄の名前もビールと区別つかないものがほとんどで、これでよく苦情がこないものだな、と変に感心してしまいますが(ビールと缶チューハイを間違って買ってしまう人はいませんが、私のようにビールと発泡酒を間違って買ってしまう人は結構多いと思います)、多少安いからといってビールの代わりに発泡酒を飲む人の味覚が個人的には信じられません。
私は、食べ物の味にはそれほどうるさくないし、ワインも日本酒もそれほど細かい味の違いはよく分かりませんが、ビールと発泡酒の味がまるっきり違うのはすぐに分かります。

お金がなくてビールの代わりに発泡酒を買うくらいだったら、水でも飲んでいた方がましだと思うのですが、私の味覚はおかしいのでしょうか?

KAIROSレーベルのシェルシの新譜です。
Action Music No. 1 と Suite No. 8 の2つのピアノのための作品が収められています。

とりあえずはAction Musicです。
始めから終わりまで、ひたすらクラスターです。かつての山下洋輔ばりのものすごさです。この曲の詳細は分かりませんけど、音響のイメージではなく両手の動きから音楽を構成していったと言う感じです。結果としての音響もとても面白いです。
演奏姿をみるともっと面白いんだと思いますが、山下洋輔にも弾いて欲しいですね(笑
ここまでクラスターにこだわった作品はほかにシュトックハウゼンのピアノ曲Xくらいが思い浮かぶくらいです。

Suite No. 8 の方はAction Musicに比べると、もう少し構成的なところがみられますが、やはりピアノを打楽器として扱っている感じです。

演奏はWambachです。

この作品は6人の歌手がたった一つの和音(その和音もある一つの音の倍音列で構成されています)を延々と1時間歌い続けるだけですが、人力ワウワウペダル的な音色(=母音)変化によって生み出される倍音のメロディーラインやセクションごとの綿密なテンポ変化(このテンポはこの作品の基本となる倍音列の比率に基づいて決められています。テンポの半音階ではなく「テンポの倍音列」)、その他この和音から逸脱したイベント(音程の定まっていない叫び、ある音を中心とした不規則なグリッサンドなど)が巧みに配置される事により、非常に変化に富んだ作品に仕上がっています。

この作品のぶよぶよとしたテクスチュアもいいですし、母音変化によって作り出される「似非言語」や引用されている世界各地の神の名前が思わぬ連想を生み出したりするところも面白いです。
「あたたかい」とか「タモリ」とか「鼻、鼻、ヘア(=鼻毛?)」とか空耳アワーのネタになりそうなところが沢山あります。。
そもそも、途中で神妙に読まれるシュトックハウゼン自作の詩が、そのまんま過ぎて爆笑なんですけどね。

今日のような蒸し暑い日はレゲエとかダブみたいなものを聴くのがいいです。
レゲエにしてもダブにしても、サウンドに生ぬるいような温度感と湿度があって、それが不快な蒸し暑さと妙にマッチするのです。Mad Professorのベスト盤的な内容のこのアルバムはダブのそうした側面を味わうのに最適なアルバムです。レゲエやダブにお約束といえるアナログ・ディレイの音の飛び具合もゆるくていいです。

そして、今日もまたヨーコのA Storyを聴きました。
このアルバム聴けば聴くほどどんどん好きになってきます。ひょっとして彼女の最高傑作なんじゃないか、とすら思い始めてます。どの曲もすばらしいですし、デヴィッド・スピノザやマイケル・ブレッカーの好サポートも光っています。特にマイケル・ブレッカーは本業のジャズのアルバムで聞かせる超絶技巧を聞かせる事はありませんが、メロディーの歌わせ方が本当にうまくてしびれてしまいます。

オノ・ヨーコのA StoryをiPodで聴きながらの通勤。
このアルバムの最後にHard Times Are Overが収録されていますが、ジョンとの共作でジョンの遺作になってしまったアルバムDouble Fantasyの最後に収録されている同タイトルの曲と同じ作品です。
A Storyに収められているヴァージョンもとても美しくて素敵です。

ところで、オノ・ヨーコの音楽以外の部分も含めた最大の魅力は究極のポジティヴ思考ですね。
ジョン・レノンと行った一連の行動を、なに夢見がちなことをやっているんだ、と批判する人も少なくないとは思いますが、ジョンも歌のタイトルにしているとおり、まずは「imagine」しないと、そこから先へ進めないのです。

どんな至難な事であっても、絶対出来る、やってみせる、と強くイメージする、そうすることによって不可能だと思えることでも、可能なことへと変化させる道筋が見えてくるものです。

このオノ・ヨーコのポジティヴ思考は、彼女の歌声にありありと表れています。
テクニック的に言えば、いろいろと難もありますが、それを越えた強い意志の力は彼女だけがもつ大きな特徴です。

今日もオノ・ヨーコをiPodで聴きながらの通勤です。
このアルバムは70年代にジョン・レノンと別居していた時期に作られたアルバムで、数年前に発売されるまでは未発表のままでした。

このアルバム、彼女のアルバムにしては珍しく叙情的な面が強調されていてとても興味深いです。冒頭のタイトル曲A Storyのイントロからしていいですし、メロディーもハーモニーも本当に素敵です。このアルバムには私が好きなヨーコ・ナンバーがいくつかあるくらいにいい曲が揃っています。
バックのメンバーも強者ぞろいですが、なにげにマイケル・ブレッカーも名を連ねていたりします。

急ぎ気味に昨年のシュトックハウゼン講習会レポートをアップしてます。
今回はAries, Libra, Soloのレポートです。

全然関係ない話ですが、気が付くと未納付の健康保険や年金の請求書がずらり、なんか、毎月ものすごい重税感を感じているのですが、このように感じるのは私だけでしょうか?

今日の仕事はかなりの大移動だったので、このアルバムをiPodで3回聴きました。
やはりビル・ラズウェルのプロデュースが冴え渡っています。
オノ・ヨーコの曲のシンプルな味わいを壊さずに、無国籍な広がりをもった多彩なサウンドをしっかりと纏め上げる手腕は職人的です。
メンバーは当時のビル・ラズウェル周辺のお馴染のバニー・ウォーレル、スライ&ロビー、シャンカールなどががっちりと固めていますが、アイブ・ディエングらのエスニックなパーカッションのサウンドや何曲かに参加しているトニー・ウィリアムズのドラムが特に印象的です。
このアルバムでトニーが叩いているドラムのリズムはその辺の高校生でも叩けそうなごく単純なもので、ロックビートとマーチングドラムを混ぜ合わせたような感じなのですが、この名手の独特のグルーヴ感と絶妙なスネアのチューニングは誰にもまねできません。

オノ・ヨーコの歌はあまりにもアクが強いので好きでない方も少なくないかもしれませんが、歌い回しの随所に演歌っぽいところがあり、それを恥ずべきものとして隠さず彼女のアイデンティティーとして前面に押し出しているところが素晴らしいです。
それ以前に、単純にパワーとオーラがものすごいですね。

先日も触れた上原ひろみのライヴレポートを発見しました。こちらです。
特に下の方の写真を見て欲しいのですが、爆発した髪の毛といい、完全にあちらの世界の顔の表情といい、ただものではありません。

最近はテクノなど、ほとんど聴くことがなかったのですが(その代わりダブとかが好きになってきましたね)、たまたま目に止まったHardfloorのこのアルバムを久々に聴いてみました。
Hardfloorといえば、TB303を効果的に使ったウネウネしたシーケンスが受けて、彼ら以降の一時期のテクノは、このサウンドをパクったもので満ちあふれていました。

Hardfloorこそテクノの王道、というべきなのでしょうが、久々に聴いてみてもやはりいいです。
曲作りもツボを得ているし、録音がとてもいいのです。
特にテクノではお約束のキックドラムのサウンドの粒立ちは美し過ぎます!
その他の音も非常に粒立ちが美しく、全てのサウンドがクリアーに聞こえてきます。

この辺はシュトックハウゼン以来の電子音楽の伝統なのでしょうかね。。

そういえばKraftwerk、本当に久々のアルバムが今月下旬に発売されるようですね。

シュトックハウゼン講習会のレポート久々にアップしました。「木曜日」抜粋のコンサートに関してです。昨年以上に更新が遅れているので、下手をすると去年の分を書き終わるまでに今年の講習会が始まってしまいそうです(滝汗)

Hat Hutから発売されているフェルドマン晩年の長大な作品のCDです。
演奏時間2時間強ですから、この時期のフェルドマンの平均的な曲の長さ(汗)ですけど、他の同時期の作品と比べても、ストイック度が非常に高いです。
タイトルが示す通りヴァイオリン3本、ヴィオラ、チェロが一本ずつという編成ですが、同質な音色の楽器で静的なハーモニーが延々と続いていく訳ですからこの作品のストイックさは容易に想像が付くと思います。
音量も弱めのレベルでほぼ均一、ノンヴィブラートで奏でられる弦楽器の繊細な和音の軋みの連なりを聴いていると完全に日常的な時間感覚は麻痺してきます。
この作品と比べるとあの「弦楽四重奏曲」(演奏時間4時間以上)ですら運動性に富んでいるように感じてしまうほどです。

他の晩年の作品群と同様に、短いフレーズのパターンが微妙に変化したり繰り返されたり、新しいパターンと置き変わったり、という構成ですが、静的なハーモニーが中心に構成されていて、和音の立ち上がりや持続時間に揺らぎを持たせる事で静的な中にもゆったりと流れるようなリズム感が生まれてくるところが興味深いです。

薄暗い場所で仄かな光のパターンがゆっくりと点いては消え、気が付くとそのパターンが微妙に変化している、そんな視覚的イメージを想起させる作品です。

ぷらっちっくさんに紹介してもらった上原ひろみのデビューアルバムです。
ビル・エヴァンスを模したような乙女チックなピアノ・トリオでも聞かせるのかな、とやや先入観を持っていましたが、1曲目を聴いてその先入観とのあまりのギャップにぶっとんでしまいました。
バークレー首席で卒業とか、チック・コリアと17歳の時に共演とかいった華々しい経歴もありますが、そういったことがどうでもよくなるくらい、音楽にパワーが満ちあふれています。

1曲目のプログレ風の高速変拍子や、2曲目のマイルスのYou're under arrestを思い起こさせるようなファンキーなリズムなど、狭い意味でのジャズに捕らわれない多彩な音楽性が魅力ですが、そうした音楽性を十分に生かしきれるバカテクぶりも単純に快感です。
ライル・メイズを思い起こさせるような叙情的な面も時折見せますが、この人の音楽の基本は「攻め」です。ここぞというときには持っているテクニックを総動員してとにかく弾きまくります。
特に左手の機動力と、そこから生み出されるエキセントリックなグルーヴと高揚感にはあまりの凄まじさに笑っちゃうしかありませんが、単なる名人芸に留まらず必然性をもって響いてくるのはさすがです。
一音一音の粒立ちをはっきりさせ少しためた感じのフレージングも貫録たっぷりですし、ブルースへの深い尊敬の念が感じられます。

今日スーパーで買い物をしていた時に○リンビールの製品であまり見慣れない種類のビールがあったのでどんなものかな、と思って買って飲んでみるとなにかコクが全然足りません。炭酸の刺激だけを味わっているような○サヒ○ーパードライをさらに薄くしたような悲惨な味です。なんじゃこら、と思ってよく缶の下の方をみると「発泡酒」という文字が。。

どおりでまずい筈です。

それにしても、ビールと間違えるような紛らわしい場所に陳列するな!!!>某近所のスーパー

CDだと思って買って家で聴いてみて、音が変だなと思ったらCCCDだった、という気分に近いかもしれません。

ヘンデルの代表的なオペラの一つ「ジュリアス・シーザー」のミンコフスキー指揮による演奏。歌手陣もオッターなど充実しています。
ヘンデルのオペラは少し前まではごく有名なアリアのみが知られていただけで、オペラ全曲演奏というのは稀でしたが、最近はひとつのオペラとしての上演や録音が増えて来つつあります。

かく言う私もヘンデルのオペラ全曲というのはそれほど知らなかったりしますが、この「ジュリアス・シーザー」一つ聴いてもヘンデルのオペラ作曲家としての力量を十分すぎるほど実感する事が出来ます。古典派以降のオペラのような重唱や大規模な通作ナンバーはあまりなくて、短いレチタティーヴォを挟んでアリアがどんどん連なっていく構成になっていますが、出てくるアリアのひとつひとつが才気に富んでいて聞き飽きる事がありません。溜息が出るほど美しいアリアも少なくないです。

そして注目すべきはミンコフスキーの演奏です。
古楽器による演奏だと、すっきりとした明るい響きになるのが普通だと思うのですが、ミンコフスキーの場合、同じ古楽器を使っていても、少しくすんだような暗めの音色が非常に印象的です。独特のねばりのあるフレージングによるカンタービレも陰影に富んでいて美しいです。

全編ギターソロのみによるアルバムです。
しかもオーバーダブなしで全編たった1つのギターのみを使用した非常にストイックな構成です。
そして使用したギターはバリトン・ギターという耳慣れない名前の楽器です。

バリトンといっても普通のギターと一見変わらない響きです。
しかし、低弦の音域が普通のギターよりかなり低いので、この弦をベース代わりに使用する事で非常に豊かで厚みのあるハーモニーを得る事が出来ます。
このアルバムではバリトン・ギターのこのような特性をフルに生かしたものとなっていて、パットの超絶技巧のソロを楽しむというよりは、アレンジの妙、このギターの響きの美しさをじっくり味わうような趣向になっています。

このギターの低弦の響きは本当に深くて、まるでベース奏者がもう一人いるかのように聞こえますが、例えばチャーリー・ヘイデンとデュオをしているのでは、という錯覚すら受けます。
曲によってはコードをひたすら掻き鳴らしているだけのものもあるのですが、このギターの響きの美しさと和声進行の素晴らしさでそうした単純さが全く弱点になっていないのは素晴らしいと思います。

このアルバムの中での一番のお気に入りのトラックはキース・ジャレットの名曲「My Song」です。
原曲がすばらしいのはキース自身の演奏を知っている人ならよく知っていると思いますが、あたかもギターで演奏するように作曲されたかのようなパットの見事なアレンジと演奏には脱帽です。

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おしらせ

双子座三重奏団うるう日ライヴ
2012年2月29日19:00-
門仲天井ホール

双子座2012チラシtogo.jpg

中川俊郎:バッハーズ・アロウ
森田泰之進:こうふくのしま
鈴木治行:蛇行
山本哲也:スライドホイッスル三重奏曲
ケージ:ラジオ・ミュージック
ほか

出演:
曽我部清典(トランペット)
中川俊郎(ピアノ)
松平敬(声)

コンサート詳細はこちらまで

■タリス:40声のモテット
(一人の歌手による多重録音)

ご試聴、ご購入は以下まで
iTunes
e-onkyo music
OTOTOY

■松平敬 1stアルバム
《MONO=POLI》

 マショーからケージまでの声楽アンサンブル作品を、多重録音によってすべて一人の声のみで演奏したアルバム。
 16声部のリゲティ《ルクス・エテルナ》も収録。

ENZO Recordings
EZCD-10006
平成22年度文化庁芸術祭
レコード部門優秀賞受賞作品

文化庁芸術祭シンボルマーク

プロモーション・ヴィデオ

ご購入は以下まで:
HMV ONLINE
TOWER RECORDS ONLINE
amazon.co.jp
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