ううん、ECMのアルバムはやはりジャケのデザイン・センスがものすごくいいですね。
タイトル通りオペラの殿堂ミラノのスカラ座でのキースのソロ・コンサートのライヴ録音です。普通はどういう曲をやってどういう構成で、などと事前に準備するものですが、キースが70年代以降ずっとやってきているスタイルは事前の準備一切なしの全くの白紙の状態でステージへ立つ、というものすごいコンセプトをもっています。したがって会場の雰囲気や音響、聴衆の雰囲気がダイレクトに演奏に影響すると思われますが、この演奏からはたしかにイタリアらしい解放された雰囲気が感じられます。
冒頭のトリルで始まるフレーズでいきなり昇天しそうになりますし、途中でのセシル・テイラーばりの無調のフリーな部分も深刻な感じではなく、むしろ軽やかな雰囲気を醸し出しています。
キースのソロ・コンサートというとどうしてもケルン・コンサートばかりが注目されますが、このスカラ座での演奏も、彼の数多くのソロ・コンサートの中でも一二を争う充実した出来栄えだと思います。


この「スカラ」というのは、「光の月曜日」が初演された場所と同じところなのでしょうかねぇ??
ということになりますね。