未完成

| コメント(2)

シューベルトの未完成交響曲がでてきたついでですが、その他の「未完成もの」を思いつくままに並べてみましょう。

バッハ「フーガの技法」
モーツァルト「レクイエム」
ブルックナー「交響曲第9番」
マーラー「交響曲第10番」
プッチーニ「トゥーランドット」
シェーンベルク「ヤコブの梯子」
シェーンベルク「モーゼとアロン」
シェーンベルク「現代詩編第1番」
ベルク「ルル」
ブーレーズ「ピアノ・ソナタ第3番」
ビーチボーイズ「スマイル」
ビートルズ「レット・イット・ビー」
ジョン・レノン「ミルク・アンド・ハニー」
マイルス・デイヴィス「Doo Bop」

大半が死んでしまった事により作品を完成できなかった事が最も多いですが、シェーンベルクやブーレーズの例は音楽性の変化などの理由でそれ以上作曲出来なくなった例で(ブーレーズが第3ソナタを今後完成させる可能性は極めて低いと思います)未完成のまま作曲されなかった部分をなんとかして聴いて見たいという好奇心とともに、作曲された部分だけでなぜかそれなりの調和を持っている不思議さに妙に感動したりもします。

モーツァルトの「レクイエム」などジュスマイヤーを始めとして多くの補筆が試みられていますが、そうした作業によってできた「完成版」はやっと完成した、という安堵感をもたらすのではなく、かえってその作品の未完成である事実を強調させることにより、「未完成であること」の神秘性がより増してくるのはとても興味深いです。

←前の記事:Schubert: The 10 Symphonies
→次の記事:Harnoncourt - Bruckner: Symphony No. 9

コメント(2)

ブルックナーの9番などは、作曲者自身の指示では、第4楽章に「テ・デウム」を使うようにということだったと聞きましたが、実際にそういう形で演奏したという話は聞いたことがないし、あの雄大な第3楽章を聴くと、続きはいらない気がします。

未完ではないですが、シューベルトの冬の旅は、実は旅そのものは続いているのでしょうけど、あそこで途切れるようにして終わるから良いのだと思います

たまたま入れ違いになりましたがブルックナーの9番の4楽章のスケッチがアーノンクールの演奏で聴けるようになりました。

これはシューベルトの未完成などと違って、第4楽章は本来なくてはならなかったものだ、ということがよく分かります。

コメントする

アーカイブ

OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 4.26

2012年2月

Sun   Mon   Tue   Wed   Thu   Fri   Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29      

その他のブログ記事

おしらせ

双子座三重奏団うるう日ライヴ
2012年2月29日19:00-
門仲天井ホール

双子座2012チラシtogo.jpg

中川俊郎:バッハーズ・アロウ
森田泰之進:こうふくのしま
鈴木治行:蛇行
山本哲也:スライドホイッスル三重奏曲
ケージ:ラジオ・ミュージック
ほか

出演:
曽我部清典(トランペット)
中川俊郎(ピアノ)
松平敬(声)

コンサート詳細はこちらまで

■タリス:40声のモテット
(一人の歌手による多重録音)

ご試聴、ご購入は以下まで
iTunes
e-onkyo music
OTOTOY

■松平敬 1stアルバム
《MONO=POLI》

 マショーからケージまでの声楽アンサンブル作品を、多重録音によってすべて一人の声のみで演奏したアルバム。
 16声部のリゲティ《ルクス・エテルナ》も収録。

ENZO Recordings
EZCD-10006
平成22年度文化庁芸術祭
レコード部門優秀賞受賞作品

文化庁芸術祭シンボルマーク

プロモーション・ヴィデオ

ご購入は以下まで:
HMV ONLINE
TOWER RECORDS ONLINE
amazon.co.jp
iTunes

サイト内リンク