ビートルズの新譜の非CCCDであるUS盤が本日アマゾンより到着しました。リンゴやポールはスタジオで鳴ったままの音だ、と音質の素晴らしさに感動していたようですが、たしかに30年以上前の録音であるとは信じられない臨場感にみちた音質が素晴らしいです。
逆にポールを激怒させた当時のフィル・スペクターのプロデュースも決して悪い仕事ではなかったな、と思います。フィル・スペクターがThe Long and Winding Roadで大袈裟なオーケストラやコーラスを重ねたのはポールの意図と全くかけ離れていたのですが、今回「裸」の形でこの演奏を聴くと、どう聴いてもやはり未完成テイクで音の薄い部分を最新テクノロジーを駆使したミキシングでうまくカバーしているように聞こえるのです。
多くの曲のフェイド・アウトもやや強引に思える所もありますし、Across the UniverseはThe Long and Winding Road以上に未完成な印象が強いです。
それに対して(私でこのアルバムの中で最も大好きな曲の)Two of UsやI've Got a Feelingの充実したサウンドはすばらしいですしLet It Beのバックコーラスのミックスも非常に美しく聴き所も非常に多いです。
決してこれでLet It Beが完成した訳でないし、完成される必要もないのですが一聴の価値のあるアルバムであることは間違いないでしょう。


The Long and Winding Roadのオケなしの演奏、たまたま今日ラジオで聴きましたが、あまりビートルズに詳しくない僕が聴いても、これはオケなしのほうがいいと思います。で、なおかつ最近のアーティストの曲だと言われたら信じそうになります。きっとミキシングで相当に臨場感が向上しているのでしょうね