Sachiko M、中村としまる、大友良英、というこの3人の名前を知っている人なら、このアルバムの音がどのようなものになるか、おおよそ予想がつくと思います。
サイン波、接触不良のような断片的なノイズ、ターンテーブルの針音、などの微細な音が点描的に組み合わされていくのですが、バラバラに点在している、というよりは格子状に整然と並べられているような、でも周期的なリズムに基づいている訳ではない、非常に不思議な構成感を持っています。
非常に抽象的な音素材のみを使用しているのにもかかわらず、プチプチといったノイズの間の取り方が京都の庭園の構成感を想起させたり、重なり合うサイン波の音が笙の音色とのつながりを感じたりと妙に日本的(でも無意識でしょうけど)なのも興味深いです。そんなことを考えると秋の虫の声の電子音楽版、などという喩えも思い浮かんできます。
以下のサイトで試聴などができます。
http://www.erstwhilerecords.com/catalog/042.asp


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