Björk: Medulla

coverビョークの久々の新譜です。彼女のアルバムは毎回毎回実験的な要素が増えてきてサウンドはどんどん内省的になっていきますが、今回もその路線をはずれることなく、より実験的、より内向きの内容となっています。なんといってもほとんど全てのサウンドが声、または声を電気的に加工した音のみから出来ています。いわゆるア・カペラ的なサウンドかというと単純にそうとも言い切れませんし、このサウンドをどう形容していいのか困ってしまいますが、とにかく全編異様な生々しさが非常に印象的です。ビョーク自身の声の多重録音だけでなく、ヴォイス・パーカッションを含む様々な「声」との共演がなされていますが、もっとも注目すべきはロバート・ワイアットとの共演トラックでしょう。唯一無二の声を持つこの2人の共演は感動的ですが、このアルバムの過激なコンセプトの中にうまくはまりこんでいるというのもある意味驚きです。
いずれにしてももはやポップ・ミュージックの枠を越えてしまったこの神秘的な音楽はもっと聞き込んでいく必要があります。
そして、わざわざ言及するまでもありませんが、ジャケットのセンスは相変わらず「飛んで」います。

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汚戯言-otawagoto- - メダラ (2005年3月29日 16:16)

ビョークにダークなイメージを持っている人も少なくはないだろうが、もし、そのイメージを持って聴かず嫌いをしている人が居るのであれば、一新してこの「メダラ」を聴いてみるべき... 続きを読む

コメント(8)

com-ML時代からお世話になっている者です。ビョークはネット上での試聴とPVを見たことしかないのですが(どのCDがお薦めですか?)、よくシュットクハウゼンの影響を受けていると聞くのですが、本当でしょうか?

nakanoさん>
どのアルバムもコンセプトが全く異なっているので全てお勧めなのですけど、ワイルドな電子音のビートとストリングスという異質な要素を組み合わせたHomogenicや、繊細な電子音とハープ、チェレスタ、コーラスなどを自然なまでに融合させたVespertineあたりが特にいいですね。今作も生声と電子的に加工された声を融合させた偽アカペラ的な発想がとても面白いです。

ビョークはシュトックハウゼンからの影響についてよく言及していますし、それが実際のアルバムで聞けるサウンドのコンセプトに大きく反映していると思います。たしかネット上にビョークによるシュトックハウゼンへのインタビューというのもあったはずです。

ご丁寧にありがとうございます。遅まきながら、HomogenicとVespertineから聴いてみたいと思います(ジャズを歌ったアルバムもあるそうですね)。また、シュトックハウゼンへのインタビューも探してみます。何年か前のユリイカの特集号には載っているのでしょうか(聞きかじりの情報ばっかり・笑)。

ビョークがジャズをやったアルバムはGling-Gloというものです。これはかなり初期のものですけど好内容です。ユリイカに関してはチェックしていないので分かりません。

松平さん、重ねてありがとうございます。ユリイカのビョーク特集は02年1月号で、下記サイトに目次だけ載っていました。
http://www.seidosha.co.jp/eureka/200201/

nakanoさん、情報ありがとうございます。

混声合唱団CKにて指導いただいたO島です。初めて書き込みます。
なんとなく探してみたらStockhausenとBjörkの対談(のようなもの)を発見しました。これですかね。
http://home.swipnet.se/sonoloco6/Bjork/bjorkfr.html

ユリイカ当時購入しました。どこかに埋もれてて今手元にないのですがあまりたいしたこと書いてなかったように記憶しています。探してみます。

O島君おひさしぶりです。元気ですか?

リンクしてもらったサイトがそれだと思いますけど、知人のサイトでした。あまりに巨大なサイトなので何があったか訳分からなくなってます。

今年のシュトックハウゼン講習会の集合写真の右端に立っている人がその人です。

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双子座三重奏団うるう日ライヴ
2012年2月29日19:00-
門仲天井ホール

双子座2012チラシtogo.jpg

中川俊郎:バッハーズ・アロウ
森田泰之進:こうふくのしま
鈴木治行:蛇行
山本哲也:スライドホイッスル三重奏曲
ケージ:ラジオ・ミュージック
ほか

出演:
曽我部清典(トランペット)
中川俊郎(ピアノ)
松平敬(声)

コンサート詳細はこちらまで

■タリス:40声のモテット
(一人の歌手による多重録音)

ご試聴、ご購入は以下まで
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■松平敬 1stアルバム
《MONO=POLI》

 マショーからケージまでの声楽アンサンブル作品を、多重録音によってすべて一人の声のみで演奏したアルバム。
 16声部のリゲティ《ルクス・エテルナ》も収録。

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