2004年9月アーカイブ

数カ月前に突然営業を中止し閉店していた青山ブックセンターの本店と六本木店が下記リンクのニュースにあるとおり営業を再開しました。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20040929AT2F2900A29092004.html

ちょうど本店の近くで仕事があったので出勤前に立ち寄ってみました。今まで閉店したのが信じられないくらい普通に営業していましたし、平日の昼間で雨にも関わらずそれなりにお客さんも入っていました。入り口に営業再開のお祝いの花がたくさん飾ってあったので、ああ、閉店していたんだな、という実感が湧きますけど、このような意欲的なお店には頑張って欲しいのでお祝儀代わりに雑誌や写真集などを購入しました。
今、洋書、洋雑誌20%オフのセールをやってますのでそれ目当てで出かけてみるのも良いかもしれません。

ちなみに、レジで小冊子をもらったのですが、そこには営業再開に対する様々な人からのメッセージが集められていました。そこに寄稿した人は糸井重里、アラーキー、大竹伸朗などものすごい人たちばかりで、こうした人たちにサポートしてもらえれば強いな、と感じました。

ソースはこちら。
http://www.asahi.com/national/update/0922/003.html

「太陽の塔」は目が光るんだったんですね。知りませんでした。
私がこの「太陽の塔」を始めてみたのは高校の時でバスの中から外を見ていたら突然巨大な塔が見えてきてその塔にくっついている世にも奇妙な顔面に、「ぎょえっ、何だこれは?」と衝撃を受けた記憶は今でも強く焼き付いています。「変な顔面」そのものも強烈でしたけど、そうした変なものがあのような巨大な建築物として存在している、ということにより大きなショックを受けました。
今思えば、あれがモダンアートの実物に触れた初体験かもしれません。
のちにあの「太陽の塔」がシンボルだった大阪万博でシュトックハウゼンが毎日のように演奏をしていたという事も知ったし、岡本太郎の著書は今でも私に勇気を与えてくれるし、そういう意味で「太陽の塔」は私の音楽家としての活動の大きな原点であると、言えるかもしれません。

シュトックハウゼンの初期のオーケストラ曲プンクテが彼には珍しく長期間の改訂が行われてきたことはご存知かと思います。50年代初頭に作曲され60年代になってブーレーズの指揮で初演された時にかなり大幅な改訂が行われ(75 Jahre Donaueschinger Musiktage 1921-1996という有名な12枚組のボックスセットにその演奏が収録されています)、70年代にもさらに改訂がほどこされ(Stockhausen-VerlagのCDに作曲者指揮によるこの時点での版が収録されています)、90年代に入ってからも更なる改訂が施されています。(Universalから出版されているスコアはこの最終稿です)つまりほとんど40年間にわたって改訂された、ということになります。

最終稿での公式な録音はまだ発売されていませんが、60年代の版と70年代の版とで、10分以上の演奏時間の違いがあるように相当に内容が違っています。演奏はブーレーズの初演はあまり録音状態は良くないものの、相当に頑張ってスコアに忠実に演奏しようとしている様子が窺えますけれど、やはりこの時期の版だと音楽的なフォーカスがいまひとつ絞りきれていないように感じます。70年代の版だと、こちらは録音も良く、作品としての完成度も大幅に向上して、今や私の大好きなシュトックハウゼン作品となっています。90年代に最終的な改訂が行われたあと、ここ数年でケント・ナガノやエトヴェシュがこの曲を演奏するなど注目も集まり、もはや初期の失敗作ではなく、充実した名作であるといえると思います。

ところで、初期の失敗作というと、私はどうしてもSpielの面白さが分からないし、これははっきり言って大失敗の作品ではないかと思いますけど、どうでしょ?

google.gif
ご存知の方も多いかと思いますが、Googleニュースの日本語版のサービスがスタートしています。各社のニュースを一つのページからまとめてチェックできるのでとても便利です。上の画像からリンクしていますのでよろしければご覧下さい。

今度は地元の愛媛でリサイタルをやります。
4月に東京でやったリサイタルからベリオと湯浅氏の作品の再演のほか、シューマンの「詩人の恋」など古典的なものとモダンなものがややアナーキーに混ざったプログラムになっています。
曽我部氏とはまたまたの共演になりますが、今回で湯浅氏の「天気予報」3度目の演奏になります。
バリトンリサイタルでなぜかトランペット曲の初演もあるという妙な趣向もあります。しかもその曲は川島素晴氏の「まつだいら家」を今回の演奏会のために全面的に特別に書き直した「まつだいら家II」です。

松平敬バリトンリサイタル「めぐり逢う音楽」
2004.9.25. 18:30開演@南予文化会館(JR宇和島駅下車)

松平敬(バリトン)山口佳代(ピアノ)曽我部清典(トランペット)

プログラム:
越谷達之助:初恋
中山晋平;ゴンドラの歌
F. シューベルト:セレナード(『白鳥の歌』より)
R. シューマン;『詩人の恋』作品48(全16曲)
R. シューマン:『幻想小曲集』作品12より
       「夕べに」「気まぐれ」(ピアノ・ソロ)
L. ベリオ:セクエンツァIII
G. マーラー:美しさ故に愛するのなら
R. ヴァーグナー:夕星の歌(『タンホイザー』より)
武満徹:径(トランペット・ソロ)
武満徹:めぐり逢い、小さな空
湯浅譲二:天気予報所見
川島素晴:まつだいら家II(宇和島ヴァージョン)---世界初演---(トランペット・ソロ)
松平頼則:『古今集』より
       「谷風に」「きりぎりす」「川の瀬に」
G. F. ヘンデル:ラッパの音が響き渡ると(『メサイア』より)

【主催】シェーナー・クラング
【問い合わせ】多賀0895-22-2953 マツダイラ楽器0895-23-7776

coverここ何年もほんわかしたカントリー風の作品をひたすら発表してきたビル・フリーゼルの新譜は大きく方向性が変わっています。サンプラーやターンテーブルを使いダンス・ミュージック的な側面を全面に出した非常に都会的で洗練された音楽になってます。そうすると、いわゆるノリノリの音楽かというとそうではなくて、グルーヴ感があってもBGM的な感触があるし、ファッションショーとかものすごくお洒落なお店でかかってそうなライトな雰囲気も持っています。でも
安っぽい雰囲気にはならず、非常に緻密に作り込まれたアンサンブルとミックスが印象に残ります。すごく軽く叩いている感じのカスっというスネアの音色、曲によって加わるブラスやストリングスのアンサンブル、その上で軽やかに舞うビル・フリーゼルのギターなどの素材が自在に組み合わせを変えて表れては消える感じで、聞けば聞くほどじわじわと素晴らしさが滲み出てくる名盤だと思います。

gunjou.jpg椎名林檎のニュー・プロジェクトの新譜マキシ・シングルです。今回のシングルには林檎姫の作曲した曲がないのでいままでのイメージとはかなり違うし、ポップさが前面に出てきている感じもしますが、ロック魂炸裂のワイルドなアレンジとサウンドはあいかわらず素晴らしいし、もちろん林檎姫の歌も文句ありません。しかし、このジャケットよく見ると結構ふざけてるんですよね(笑

believeit.jpgトニー・ウィリアムズの70年代のこの名作がリマスタリングして発売されました。アラン・ホールズワースなんかも参加していてロックでポップな内容ですが、私はトニー・ウィリアムズのリーダー作の中でこのアルバムが一番好きだったりします。オノ・ヨーコのアルバムでのプレイなんかもそうなんですが、彼の叩くロックなリズムはものすごくグルーヴ感があって腰の辺りがむずむずしてくるのです。もちろん随所でジャズ的な遺伝子を感じさせるオカズも連発です。エレキ・ギターやエレピが往年のフュージョン・サウンドを奏でそれはそれで非常に高度なプレイなのですが、それらすべてが、トニー・ウィリアムズのドラムの引き立て役にしか聞こえないというのは彼のプレイの凄まじさを物語っています。
正直言って、彼のドラマーとしての超一級の素質に対して彼のリーダー作の出来栄えは今一つ何か足りない、と思わせるものが多いのですが、このアルバムは名作だと思います。

こちらからどうぞ。
私は右の端の方に写っています。ぎりぎりまでレッスンしていて危うく写りそびれるところでした。

iMac G5
ついに出ました、iMac G5です。
なんと、ディスプレイの中にコンピュータ本体も入っているので、非常にすっきりとしたデザインになりました。以前のタイプのものは肉まんみたいな本体の部分が実際に見てみると結構大きくてそれがネックだったのですが、今回はそうした問題点がウルトラC級の技で解決されています。これは売れそうな気がしますねぇ。

http://www.apple.com/jp/imac/

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おしらせ

双子座三重奏団うるう日ライヴ
2012年2月29日19:00-
門仲天井ホール

双子座2012チラシtogo.jpg

中川俊郎:バッハーズ・アロウ
森田泰之進:こうふくのしま
鈴木治行:蛇行
山本哲也:スライドホイッスル三重奏曲
ケージ:ラジオ・ミュージック
ほか

出演:
曽我部清典(トランペット)
中川俊郎(ピアノ)
松平敬(声)

コンサート詳細はこちらまで

■タリス:40声のモテット
(一人の歌手による多重録音)

ご試聴、ご購入は以下まで
iTunes
e-onkyo music
OTOTOY

■松平敬 1stアルバム
《MONO=POLI》

 マショーからケージまでの声楽アンサンブル作品を、多重録音によってすべて一人の声のみで演奏したアルバム。
 16声部のリゲティ《ルクス・エテルナ》も収録。

ENZO Recordings
EZCD-10006
平成22年度文化庁芸術祭
レコード部門優秀賞受賞作品

文化庁芸術祭シンボルマーク

プロモーション・ヴィデオ

ご購入は以下まで:
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