col legnoからのフェルドマン作品の新譜(以下リンク)に収められた、フェルドマンが1979年に作曲したViolin and Orchestraは非常に興味深い作品です。タイトルが楽器編成をそのまま示していますが、いわゆるヴァイオリン協奏曲のような感じではなく、ソロ・ヴァイオリンを伴った管弦楽作品といった趣を呈しています。フェルドマン作品にしては比較的動きのある音楽ですが、短く繊細な音色パターンが次から次へと表れては消えていく基本コンセプトのもとに作曲されています。音色の選び方はもちろん、テクスチュアの濃淡、規則、不規則などの配置の仕方が絶妙で50分の長大な演奏時間が退屈に感じられる事はありません。
このCDに併せて収録されている晩年の名作オーケストラ曲「コプトの光」もフェルドマン・ファンなら是非とも押さえておきたい作品です。


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