ドイツのダダイストKurt Schwittersが1932年に完成させた音響詩の大作Ursonateを奇才ヴォイス・パフォーマーJaap Blonkが「朗読」したCDです。
音響詩とは意味のない抽象的な音素を詩のように組み立てたもので、詩の韻律などの音楽的な側面を極度に拡大させたものといえます。
例えば一行目は以下のような感じです。
Fümms bö wö tää zää Uu, pögiff, kwii Ee.
当然、声に出して朗読されることに意味があるのですが、音楽としての側面を強調するために付けられたタイトル Ursonate にふさわしく「4楽章」から構成された演奏時間25分あまりの大作です。
Kurt Schwitters本人による歴史的録音もCD化されていますが、このJaap Blonkによる演奏はそれを上回るといっても良いほどの壮絶なものです。
この作品には若干の音楽的な指示がありますが、朗読に際しての細部は朗読者にまかされています。
Jaap Blonkは声の幅広い領域を駆使してこの作品の音楽的側面を見事に表現していますが、膨大な量のテキストを目も眩むようなスピードで読み上げる名人芸には圧倒されます。
上のジャケット画像が発売元のHPへのリンクとなっていて試聴もできますので是非ご覧下さい。


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