年末です。
私は歌い手の割に年末の「第九」には学生時代からほとんど縁が無いですが、この至高の名曲を「季節もの」として大量消費をするのがいやなのでそれはそれで丁度良いです。(その代わりラトルVPOと一緒にこの作品を歌えたという貴重な経験があるのは宝です)
でも、敢えてこの曲を大晦日に聴いてみようと思い、ガーディナーのベートーヴェン交響曲全集を引っ張り出した次第です。古典派の最後を飾る作品という位置づけでの解釈で古楽器も使った演奏時間59分の快速テンポのスッキリした演奏ですが、下手をすると仰々しいだけの演奏になりがちなこの作品の本当の深遠な素晴らしさを虚心に味わうことが出来ます。この合唱を一度でも歌った方ならお分かりだと思いますが、本当に歌うのが大変で(しかしベートーヴェンには「荘厳ミサ」というさらなる難曲もあります)アマチュアの方はよく懲りずに何度も歌いたがるのだな、と逆に感心したりしますけど、ガーディナーの手兵であるモンテヴェルディ合唱団はこの難曲を楽々と、しかもありえないくらいの緻密なアンサンブルですっきりと聴かせてしまうのに唖然としてしまいます。
ちなみに多くの音大の声楽科の学生はどこかのオケの第九公演に半強制的に付き合わせられるのですが、私の大学では(少なくとも私の在学中は)それがなく、その代わり「メサイア」の公演出演が合唱の授業の単位取得で必須だったので、そちらの方にむしろ「年末」を感じます。アーメン・フーガでヴァイオリンが2声で掛け合ったあと突然トゥッティでトランペットやティンパニの響きと共に歌い始める瞬間、「年末」感が絶頂に達したものです(やっとこの長い曲の本番が終わってビールが飲める、というのもありますけど)。
何はともあれ、このサイトをご覧になっている皆さんを始め、様々な方々には本当にお世話になりました。ありがとうございます。
また来年も宜しくお願いします。


あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
先日テレビで、どこかの寺の坊主がアマチュア第9合唱をやっている特集を見ましたが、はてさて「実在」を説かないはずの坊さんが、「神はおわします」などと歌ってよいものかどうか(笑)
今年はモーツァルト生誕250年だそうですね。90年代の没後200年のときには、やたらあっちこっちでモーツァルトのレクイエムをやっていましたが、今年はどうなるのでしょうねぇ。まっちゃんのところに魔笛のザラストロ役のお仕事が入るとか・・・・
りろさん、あけましておめでとうございます。
実は私の声楽の師匠は真言宗のお坊さんでもあるのですが、第九はもちろん、「レクイエム」みたいな曲もやりますし「メサイア」も大好きなんですねぇ。
「生誕○○周年」というのは本当にクラシック業界大好きですけど、モーツァルトとかバッハなら盛り上がりますが、今年はショスタコーヴィチ生誕100年、微妙にマニアックな盛り上がりになりそうです。