前回の記事でも触れた「ワルシャワの生き残り」の最後に男声合唱で歌われる「聞け、イスラエルよ」の含まれる申命記第6章のヘブライ語と英語の対訳はこちらで見ることが出来き、ヘブライ語による朗読も聞くことができます。
http://www.mechon-mamre.org/p/pt/pt0506.htm
リンク先を辿れば旧約聖書全体の対訳と朗読の任意の箇所へアクセス出来ます。
シェーンベルクの声楽曲でヘブライ語を歌詞にしたものには最晩年に作曲された合唱曲「深き淵より作品50B」があり、これは詩篇130番を歌詞にしています。
6声のアカペラ合唱のための作品ですが、線的なポリフォニーと音程の記譜されていない語りの絡み合う効果が非常に素晴らしく、あまり注意を向けられることはありませんが、実はものすごい傑作だったりします。


日本のキリスト教界では、聖書研究会で新約の原語であるコイネー(ギリシャ語)の講釈をやっているところは多いですが、旧約のヘブライ語をやっている教会はあまりないですね。ちなみにカトリックでは聖書をきちんと読んだことがない人が大多数のようです。
僕の後半生のテーマのひとつとして、「20世紀前半の音楽をきちんと聴く」というのがありますが、シェーンベルクはまだ手つかずなので、頑張って整理していきたいと思っています。10日のコンサートの成功を祈っています。
>カトリックでは聖書をきちんと読んだことがない人が大多数のようです
へえ、そんなものなんですか。
「きちんと読む」というのがどの程度かにもよりますが。
シェーンベルクは作品番号は50までですから、作品番号なしのものも含めて全曲制覇は比較的簡単です。
リサイタルも頑張ります。