昨晩のプログラムは以下の通りです。
KLANG5時間目「ハーモニー」(バス・クラリネット版・世界初演)
KLANG4時間目「天国への扉」
「水曜日の別れ」
KLANGの新作は、これまでの同シリーズの作品に比べて短めの作品(約15分)となります。バス・クラリネット独奏のためのこの作品は様々な音域で奏される数音からなるメロディーの断片が、幅広い音域の素早いアルペッジョの繰り返しで、和音のように奏され、それがリタルダンドすることによって再びメロディーに戻る、などのイベントが様々に繰り返される作品です。
一見非常に地味な作品ですが、リハーサルで何度か繰り返し聴く内に作品の面白さがじわじわと分かってきました。
神秘的で美しい作品ですが、幅広い音域を瞬時に切り替えるのは管楽器では相当演奏困難だと思われます。
「天国の扉」は初演を生で聴き、CDでも繰り返し聴いた作品なので、より作品の細部を楽しむ事ができました。演奏も昨年より格段に進歩したように感じました。
「水曜日の別れ」は立方体状に配置された8チャンネルの電子音楽ですが、上下左右に広がる白昼夢のような音響がゆったりと楽しみました。
コンポジション・セミナーはさらに先の部分の分析でしたが、ハープのグリッサンドに満たされた部分をどのように作曲したかの説明は非常に興味深かったです。
セリエルな構造と、ハープのペダリングによる非セリアルな音響を混ぜ合わせる発想を特に興味深く感じました。


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