2009年11月アーカイブ

本日の双子座三重奏団のライヴ、多くの方にお越し頂きありがとうございました。

取急ぎ本日のアンコール曲の曲名を載せておきます。

武満徹:小さな空
武満徹:めぐり逢い
フランソワ・モエ=シャンパーニュ:歌劇《羊飼いのあやまち》より羊飼いの娘のアリア

ちなみに、このモエ=シャンパーニュFrançois Moët-Champagneは今年没後250年を迎えるバロック時代のフランスの作曲家です(生年不明)。最近亡くなった、或る日本人の古楽コレクターの遺品の中に、このレチタティーヴォとアリアの部分の自筆譜があり、一部欠けていた部分を中川氏が補筆し、さらに双子座三重奏団で演奏できるように編曲を施したものです。
一部、バロック時代には極めて斬新な和声進行があるところがこの作品の聴きどころです。

ちなみにこのオペラは、主人公の羊飼いが自分の飼っていた雌羊に恋をしてしまい、その一見実ることのなさそうに思われる恋を成就させるために、神様にお祈りして自分自身が牡羊になってしまう、というトンデモな台本に基づいています。

そしてこのメロディーが本日演奏した中川俊郎氏の《ベルジュレット》に引用されていた、ということです。










というのは、全部デタラメで、すべては中川氏が、いかにもそれっぽいものを作ったのが真相です。少し、語学のできる人ならデタラメな歌詞にすぐ気が付いたのではないでしょうか?
「ベルジュレット(カタカナ読み)、pastorella, avec toi, avec moi」などといったイタリア語とフランス語のチャンポンを適当に組み合わせていただけです。すぐこのデタラメに多くの人が気がつくかと思ったら、意外に「素敵な曲〜」と普通に聴いていた人が多かったようなので、ここに種明かしをしておきます。
日曜日の双子座三重奏団のライヴ、お陰様で予約状況は好調です。
残席がかなり少なくなっていますので、ご予約はお早めに。

アルキメデス楽譜.jpg

公園通りmap2.jpg

中川俊郎氏が作成した、公園通りクラシックスの入り口付近のイラストです。
どうぞご参考になさって下さい。

この公園通りクラシックスで行われる、29日の双子座三重奏団第5回音楽会のご予約お待ちしております。
先週の京都でのシュトックハウゼン企画は、お陰様で無事に終わりました。ご来場頂いた皆さん、関係者の皆さまありがとうございました。

《私は空を散歩する》は、3月に一度演奏したとは言え、50分弱の難曲を、暗譜で演奏しなくてはいけないプレッシャーはやはり相当なものでした。
二人の声だけの作品なので、ほとんど歌いっぱなしのこの作品、体力的にもものすごく大変ですし、音楽的にも、やればやるほど新しい課題が見えてきます。

通算1年以上にまたがる長期間のリハーサルに付きあってもらった共演の太田真紀さん、シュトックハウゼンのイメージしたサウンドを適切な音響機材のセッティングで再現して下さった有馬純寿さん、そしてこのような濃密な企画をして下さった同志社大学の清水穣さんに感謝です。

最後の電子音楽《COSMIC PULSES》は客席で聴いていたこともあり、終演後に多くの方から感想を頂戴できたのもよかったです。
《私は空を散歩する》の、録音音源からだけでは伝わらない演劇的な効果、《COSMIC PULSES》のマルチ・チャンネル再生ならではの空間移動の効果と迫力など、生演奏だから分かることも多かったのではないでしょうか。


さて、今度は気分を変えて、月末の双子座三重奏団の演奏会の準備に取り掛からなくてはなりません。(まだ出来ていない作品もありますが。。。)
今回は、中川俊郎氏の作品を中心にしたプログラム、「ゆるさ」を至るところにはらんだ中川作品を並べることで、どのような効果が現れるのか、いまだ分かりません。
ご予約お待ちしております。

ちなみに、昨日付(11/21)の読売新聞夕刊で、中川俊郎氏に関するかなり大きめの記事が掲載されていました(野外を走る中川氏の写真に軽く苦笑)。


双子座三重奏団・第5回音楽会
11月29日(日)14:30開演
渋谷・公園通りクラシックス

出演:
松平敬(vo)、曽我部清典(tp)、中川俊郎(pf)

神長貞行:道 Tao(委嘱初演)
カンポ:ファンシー
クルターグ:ピリンスキーの詩による3つの歌曲
中川俊郎:三寒四温(初演)、浴室のアルキメデス、
     主の祈り、ベルジュレット

入場料:2500円(ご予約)、3000円(当日)

ご予約:gemini3@me.com
シュトックハウゼンが晩年に薦めていた1日の24時間を24の作品で音楽化する連作《KLANG》が来年5月、ケルンで全曲演奏されることが決まったようです。

以下、シュトックハウゼンの公式ウェブサイトからの引用です。

KLANG FESTIVAL May 8th and 9th 2010 in Cologne
daily from 11 a.m to 11 p.m. in 7 different locations. 

First performance of the entire KLANG cycle (Hours 1 to 21) 
including the world premières of

8th Hour: GLÜCK (BLISS) for bassoon, English horn, oboe; 
11th Hour: TREUE (FIDELITY) for bass clarinet, basset-horn, E-flat clarinet; 
15th Hour: ORVONTON for baritone and electronic music; 
16th Hour: UVERSA for basset-horn and electronic music; 
17th Hour: NEBADON for horn and electronic music; 
18th Hour: JERUSEM for tenor and electronic music

Detailed information will follow soon.
私がかなりの頻度で演奏をしている湯浅譲二氏の《天気予報所見》は、何の感情も持たない天気予報のテキストが、泣いたり笑ったりしながら読まれることによる違和感の面白さが作品の魅力の一つですが、ここに紹介する動画では、本当の天気予報でアナウンサーがなぜか笑いのツボに入っています。


今月は、全く異なる本番が近い間隔で重なっているので、準備が大変です。。。

まず、もうあと数日に迫った本番。こちらは1曲のみの出演です。

現音・秋の音楽展2009、アンデパンタン展

三枝木宏行「死神」〜古典落語に基づくモノドラマ
11月11日(水)東京オペラシティリサイタルホール18:00開演
大須賀かおり(pf)、松平敬(bar)
・チケット販売はこちら


来週は京都にてシュトックハウゼン《私は空を散歩する AM HIMMEL WANDRE ICH》の再演です。
もう気がつくとこの曲を太田さんとリハを始めてから1年以上、かなり手慣れてきましたが、まだまだ課題は残ります。
日本初演となるシュトックハウゼン最後の電子音楽作品、KLANG13時間目《COSMIC PULSES》の日本初演も要注目です。
こちらは入場無料、ぜひともお越し下さい。

開演時間がかなり早いですが、清水穣氏ほかのプレトークがある予定ですので、演奏開始はもう少し遅くなる見込みです。
演奏順はTELEMUSIK > AM HIMMEL WANDRE ICH > COSMIC PULSESの予定です。

同志社大学第36回外国文化週間コンサート

シュトックハウゼン:
《テレムジーク》《私は空を散歩する》《宇宙の鼓動》(KLANG第13時間目、日本初演)
11月18日(水)京都府民ホールアルティ18時開演
出演:太田真紀(vo)、松平敬(vo)、有馬純寿(音響)
入場無料 


月末は、双子座三重奏団のライヴ、もう5回目のライヴとなりました。
今回は神長貞行氏の委嘱新作の他、本ユニットのメンバーである中川俊郎氏が双子座三重奏団のために作曲した作品をまとめて再演します。旧作にもかなりの改訂を加えての再演となりますのでご期待下さい。

双子座三重奏団ライヴ

11月29日(日)渋谷・公園通りクラシックス 14:30開演
出演:松平敬(vo)、曽我部清典(tp)、中川俊郎(pf)

神長貞行:道 Tao(委嘱初演)
レジス・カンポ:ファンシー(改訂初演)
ジェルジ・クルターグ:ピリンスキーの詩による3つの歌曲Op.11a
中川俊郎:三寒四温(初演)、浴室のアルキメデス、主の祈り(トリオ版、およびバリトンとピアノのためのデュオ版。テキストは同じですが、作品自体は全く別です)、ベルジュレット

入場料:2500円(ご予約)、3000円(当日)
ご予約はこちらまで
双子座三重奏団第5回.jpg

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おしらせ

双子座三重奏団うるう日ライヴ
2012年2月29日19:00-
門仲天井ホール

双子座2012チラシtogo.jpg

中川俊郎:バッハーズ・アロウ
森田泰之進:こうふくのしま
鈴木治行:蛇行
山本哲也:スライドホイッスル三重奏曲
ケージ:ラジオ・ミュージック
ほか

出演:
曽我部清典(トランペット)
中川俊郎(ピアノ)
松平敬(声)

コンサート詳細はこちらまで

■タリス:40声のモテット
(一人の歌手による多重録音)

ご試聴、ご購入は以下まで
iTunes
e-onkyo music
OTOTOY

■松平敬 1stアルバム
《MONO=POLI》

 マショーからケージまでの声楽アンサンブル作品を、多重録音によってすべて一人の声のみで演奏したアルバム。
 16声部のリゲティ《ルクス・エテルナ》も収録。

ENZO Recordings
EZCD-10006
平成22年度文化庁芸術祭
レコード部門優秀賞受賞作品

文化庁芸術祭シンボルマーク

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