Don Cherryの最近のブログ記事

covercover知らない間にドン・チェリーのレアなこの2つのアルバムが再発売されていました。どちらも70年初頭の録音なのですがベース、ドラム、タンブーラといったシンプルな編成による演奏でドン・チェリーの独自の音楽性がダイレクトに伝わってきます。ドン・チェリーというとオーネット・コールマンのグループでポケット・トランペットを吹いているイメージをまず思い浮かべる人が多いかと思いますが、彼のリーダー作はそうしたイメージとは遠く離れたワールド・ミュージック的なものが非常に多いです。彼のプレイはフリー・ジャズ的な世界からもフリーであり、「ジャズ」というジャンルからもフリーで、ここに紹介したアルバムもジャズ臭はほとんどありません。そして、トランペット以外に、ピアノ、フルート、パーカッションも演奏し歌声まで披露しますから、彼のトランペットの音色を聴こうとする人にはちょっと期待外れの作品に写るかもしれません。例えば彼のピアノの演奏などはほんとうに単純きわまりないいわゆる「ノー・テク」なものなのですが、そこで演奏されるシンプルながらもスピリチュアルなメロディーの魅力を味わえるようになると、彼のトランペット以外の楽器や歌の演奏の味わい深さもより理解できるようになってきます。当然ジャズ的なグルーヴや緊張感は皆無ですが(ハン・ベニンクの時折見せる強烈なドラミングは例外)、妙にまったりした感じや、だらだらと色々な楽器を持ち替えて音楽をあてどもなく繋げていく感じには非常に東洋的なセンスを感じます。
一時期「癒し系」という嘘臭い言葉がはやったり、それをキャッチコピーにした表面的な音楽が流行ったりもしましたが、実はドン・チェリーの音楽こそ真の癒しをもたらすのではないかと考えます。
ちなみに、Orientの卵焼き&アリのジャケは非常に秀逸だと思います。


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おしらせ

双子座三重奏団うるう日ライヴ
2012年2月29日19:00-
門仲天井ホール

双子座2012チラシtogo.jpg

中川俊郎:バッハーズ・アロウ
森田泰之進:こうふくのしま
鈴木治行:蛇行
山本哲也:スライドホイッスル三重奏曲
ケージ:ラジオ・ミュージック
ほか

出演:
曽我部清典(トランペット)
中川俊郎(ピアノ)
松平敬(声)

コンサート詳細はこちらまで

■タリス:40声のモテット
(一人の歌手による多重録音)

ご試聴、ご購入は以下まで
iTunes
e-onkyo music
OTOTOY

■松平敬 1stアルバム
《MONO=POLI》

 マショーからケージまでの声楽アンサンブル作品を、多重録音によってすべて一人の声のみで演奏したアルバム。
 16声部のリゲティ《ルクス・エテルナ》も収録。

ENZO Recordings
EZCD-10006
平成22年度文化庁芸術祭
レコード部門優秀賞受賞作品

文化庁芸術祭シンボルマーク

プロモーション・ヴィデオ

ご購入は以下まで:
HMV ONLINE
TOWER RECORDS ONLINE
amazon.co.jp
iTunes

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